亜鉛メッキ鋼板製造ラインや河川・海水ポンプ用、また化学分野における、ロール軸部にあるスリーブやブッシュ及びその製造方法を紹介します。
- 施工事例
◎浴中用スリーブ、ブッシュ
要求性能:耐食性、耐摩耗性
肉盛溶接: OFP-C51C,(自社開発材)、 OFP-941C ( 自社開発材 ) ステライト #6, #12…
連続溶融亜鉛メッキラインの浴中機材として使用されているロールや周辺部材は、溶融亜鉛との反応による溶損、また特に浴中シンクロールの軸や軸受部には滑り摩擦による機械的応力も加わる為、損傷が著しくなります。これら浴中機材の損耗が生産性を低減させる原因であることから、当社はオリジナル材料を含めた肉盛溶接により長寿命化を提案します。
特にWC系材の肉盛溶接は極めて高い溶接技術が必要ですが、日本大阪富士の長年の経験と技術をもって、ベトナムでの量産化に成功しました。ベトナム生産のため短納期でのお届けも可能にしています。WC系肉盛スリーブ・ブッシュは溶射では実現できない冶金融合による高い密着性と非常に高いレベルでの耐摩耗性と耐食性を兼ね備え、従来のステライトやカナロイ製等に比べ3倍以上の連続使用が可能です。これにより大幅なランニングコスト削減を図ることが出来ます。これは他社では実現できない独自技術となります。