ブラスト について

  • ブラスト加工とは

ブラスト加工とは、表面処理の方法の1つです。エアーブラスト装置を利用し、研磨材を製品に叩きつけて処理を施します。

この処理により素材表面に付着している異物や錆などを除去する他、様々な成分の研磨材を使い分けることで素材表面の凹凸を作り、機能性や意匠性を付与することができます。

また密着性を確保することや表面粗さの均一性の確保が必要な溶射前の処理として、このブラスト処理は必須であることから、当社ではブラスト材として様々な粒度の高品質なアルミナを日本から輸入し使用しています。

ブラストの 運用

  • 溶射、溶接、メッキ前の表面処理

+ 溶射や溶接やメッキなど加工を施す前の準備として、表面の汚れを落とし清浄化する必要があります。

+ 加工物の表面にグリットを叩きつけることによって、加工物の表面のアンカーを発生させ、密着力が高めるため溶射やメッキの前処理として、非常に効果的です。

  • 塗装前処理

+ 塗装前でも 塗装物に付いている錆や汚れを落とすことができるので 常に用いられる表面処理法に比べると、密着力が高く、時間の短縮も可能です。

+ 中古物をペンキ塗り直す際に旧ペンキ皮膜が溶剤で除去できない場合はブラスト加工法でその旧皮膜を除去することができます。

  • クリーニング

+ 破砕機や混練器などで使用される部品に付着された異物なども、本体性能が落ちないよう定期的にブラスト加工法でクリーニングを行います。

+ 火力発電所やごみ焼却施設などのボイラーパネルに異物が付着していると施設性能が低下します。こちらもブラスト加工法により除去することで熱効率を維持する事ができます。